高校数学の内容は4つの分野に大別できます。式を扱う「代数」、「幾何」、関数を調べる「解析」、そして「確率」です。この4分野全てと密接に関連してくる重要な部分が「数Ⅰ・A」です。ところが、この大切な「数Ⅰ・A」を、中高一貫教育における中3・高1、または高校入試を終えた高1などの、いわゆる中だるみの時期に学習するため、成績の伸び悩み深く関わってくることになります。従ってこの時期における学習がその後の成績を左右することになると言えましょう。「数Ⅱ・B」、「数Ⅲ」は、個々にまとまりがありますが、入試ではこれらの中間領域もしくは融合問題が頻出しますので、いずれも確実な理解と十分な演習が必要となります。
また、学習が進むにつれ、問題解法の見通しはある程度つくが、どうも得点につながらないと悩む生徒が増えてきます。これは高校数学が中学までと違い、考え方・証明の方法・計算力など非常に広範囲に渡る力が必要とされるためです。無論高度なテクニックによってより簡単な解答を作る努力は必要なことですが、根気のいる計算を効率よく間違えずにするといったように、コツコツと積み重ねた厚みのある力も要求されているということなのです。
そこで当会では、まず「数Ⅰ・A」を確実なものにし、その上で「数Ⅱ・B」、「数Ⅲ」迄の高度なテクニックを学びます。
授業は演習中心ですが、演習の前には必ず重要事項・重要例題等の解説を行います。また授業中の質問は自由にできます。
現役生にとって、物理の学習はとても難しくなっています。学校では全範囲を終えるのに時間がかかるうえ、授業そのものが解りにくいこともしばしばあります。
一般の学習塾では生徒に理解させようとして大学で学ぶ事項もカロえて教えることが多いのですが、行き過ぎてかえって生徒の混乱を招く例も聞かれます。通信添削は年度単位でカリキュラムをこなそうとするため学校に通う現役生には大きな負担となります。
当会では物理を入試で使えるようにしたい高2・高3主を対象に、適度に大学で学ぶ事項も加えながら基礎の正確な理解を促す授業を展開し、高3の夏までに全範囲を終えます。
また、その後のために、過去数ヶ年分の入試問題から演習に値する問題を厳選し編集した当会オリジナルの問題集を用意しております。1、2年分を演習すれば演習の不足しがちな現役生も十分入試に耐えうる実力を身につけることができます。
化学は物理に比べ取り組みやすい科目ではあります。しかし計算問題や無機化学を不得意とする受験生が多く見られ、現役生は学校の進度が遅いため有機化学の学習に不安を残す傾向があるようです。
当会では、計算問題を中心に一通り全範囲を高3の夏までに終えます。また物理と同様に、計算問題、無機化学、有機化学など一般的な不得意分野や、演習の不足しがちな分野には特に多くのページを割いたオリジナル問題集も用意しており、超難関受験校志望者の期待にも十分こたえるものとなっております。
生物は、ここ数年医学部人気と共に物理の代わりに選択する科目として特に増加の傾向にあります。
また、近く実施される医学部入試における理科の3科目受験にも影響され、さらに顕著になってきています。理科の中では比較的取り組みやすい科目ではありますが、日進月歩で進歩する遺伝子関連部分には難しい問題が多く含まれています。
そこで当会では、特にこの部分に力を入れ、早いうちに生物を受験レベルまで持っていくようにカリュキュラムを組んで進めて行きます(高3夏期で終了) また、後期のタイプの問題にも対応できるように、特集を組んだ演習プリントも用意してあります。